ジャズとようかんからの大切なお知らせ

早いもので、ジャズ羊羹が誕生して9年目を迎えています。

日頃よりジャズとようかんをご愛顧いただき誠に有難うございます。
  

さて、本日は大変心苦しいお知らせがございます。誠に不本意ながら、2023年3月1日より価格を変更させて頂きます。率直にお伝えすると値上げを致します。
  

この決断に至るまでに、何度も何度も話し合いを重ねました。眠れないほど悩みました。
  

あれもこれも、身の回りのあらゆるものが急激な物価上昇をしていることは、多くの皆様がすでに実感されていることと思います。ジャズ羊羹の製造に必要な原材料がこれまでにない程の大きな値上げとなることが伝えられたのはつい先日、1月末のことでした。
  

大都市圏から遠く離れた観光地・湯布院は、いまだコロナ禍以前の客足には程遠く、依然として苦境が続く中での今回の知らせでした。この3年間、「閉店」の二文字が何度も心をよぎることがありました。その度に、この小さな店から生まれた数えきれない温もりのある繋がりをどうにか守ろうと踏ん張ってきましたが、今回ばかりはお店の存続を諦めそうにもなり、正直心が折れそうになりました。
  

それでも、値上げを踏み留まり、なお且つお店を維持する方法はないのか精一杯の知恵を搾りました。ですが、原材料は平均でも30%以上、中には50%を越える値上げとなるフルーツもあり、工夫や努力だけで価格を維持するのは到底難しいとの判断から、やむを得ず価格改定の決断に至りました。商品により異なりますが4〜13%ほどの値上げをさせて頂きます。急なご案内となり本当に申し訳ありません。
  

改定する価格はできるだけ抑えました。特にどの商品よりも繰り返し召し上がる方が多い定番商品のジャズ羊羹 classicは、今回どの商品よりも値上げ幅を小さくしました。わずか9年近くの営業ではありますが、それでも楽しみにしてくださっている方々の顔がたくさん浮かぶからです。


あまりに時間がない中で決断に至ったため、今回の価格改定がどういった意味を持つのか、今の時点では分からないと言うのが正直な気持ちです。


お客様が離れてしまうのではないか、率直にその不安はありますが、お客さまの顔が浮かぶ限りは、どうにかお店を維持し販売を途切らせることがないように、製造から受注・お届けに至るまであらゆることを抜本的に見直して販売を続けます。今後見直していくことの中には、お客様が不便さを感じることも含まれるかも知れませんが、どうかご理解を頂けますと幸いです。


9年目にしてまたしても試行錯誤の日々が始まりそうです。ですが、品質のクオリティを下げることだけは決して致しません。美味しさはそのままに、ジャズ羊羹が2014年の誕生以来お客様に約束してきた、「音楽のある風景」を楽しくお届けする。このことを今一度深く考え直す機会とし、ジャズ羊羹を囲む皆様をこれまで以上に笑顔にする新しい価値を模索して参ります。


そして、そう遠くないうちにジャズとようかんらしい何かしらの形で、皆様の心をクスッと動かす楽しさや、ジャズ羊羹から始まる "思いがけず、あっけない" だけど心をじんわりと温める豊かな出会いをお届けしたいと思います。
 

来年の10周年を多くの皆さまと喜び合えるように更なる努力を重ねます。


以上。

大変心苦しいお知らせとはなりましたが、ご理解を頂けますと幸いです。


今後ともジャズとようかんを何卒よろしくお願いいたします。


ジャズとようかん店主
谷川 義行




  

なお、本日2/15よりスタートするホワイトデー予約は、2月中のご注文であれば価格は据え置きとなります。

ページトップへ