【Send Flowers, Send Music「電話ボックス」】「本日の1枚、本日の1曲」でひと休みしませんか?
Send Flowers, Send Music2023.7.2
久しぶりの京都より こんにちは。 店主タニガワヨシユキです。 少しの間、花を眺め、音楽を聴いてリラックスしていただけると嬉しいです。 |
Send Flowers 本日の花 ♪ Untitled (青紫のチューリップ。と贈る左手) takanori masutani |
雨粒が似合う色 雨がよく似合う色だと思いませんか?このチューリップに雨粒がポツんポツんと弾けているのが目に浮かびます。 最初のうちは、赤やピンクのチューリップに目を惹かれることが多かったですが、雨の日が多くなるにつれ、こういった青紫が素敵に映り始めました。自分を取り囲む環境に知らず知らず影響されてるなんて、人の心ってどんだけシンプルにできてるんでしょうね。 となれば、自身の目に映り込むものや風景、自分を包む音楽を、時々でも意識して選んで心を整えることがとても大切だってことになりますね。 ピアノと同じ 以前、このニュースレターで紹介したことのある音楽家で調律師でもある内田輝くんは、「現代に生きる多くの人が一定周期で心を乱してしまう環境に生きてて、それ自体は決して悪いことではないよね。大切なのは、放っておけば人の心は少なからず乱れるものだってことを知った上で、定期的に自分自身をチューニング(調律)してあげることだよ。」って大学教授のセリフみたいなことを爽やかな顔してよく言ってました。 ピアノも放っておくと狂ってしまうから時々調律するでしょ。それと同じだよって。 確かに。 音楽を聴いたり、花を眺めたり、木立の中を散歩したり、海までドライブして波音を聴いてみたり。。。調律の仕方はいろいろあるんでしょうね。 なかなかそんな時間がないって方は、音楽を聴きながら、ぜひジョニーさんの絵を少しの間だけでも眺めてもらえると、ずいぶんリラックスできると思いますよ。 ---------------------- さて、花を描く動画をジョニーさんがインスタグラムにたくさんアップなさっていますよ。 ▼ ぜひ下記よりご覧ください ▼ ジョニーさんの水墨画を描く動画はこちら *こちらの作品は、現在の京都ミチカケのギャラリーで開催中の個展「Send Flowers "花を贈る"」にて展示し、気に入って頂いたら購入もできる1枚です。 |
Send Music 本日の1曲 ♪ der Regen hat aufgeh Henning Schmiedt ジョニーさんの作品を眺めながら、私タニガワヨシユキが作品や個展にぴったりな音楽を1曲1曲 選曲して、この個展のためのプレイリスト「Send Flowers, Send Music "花を贈る"」に追加しています。 |
雨が止んで 本日お届けする1曲は、旧東ドイツ出身の音楽家ヘニング・シュミート、2011年リリースの曲。大好きな大好きな1曲です。なんですが「Send Flowers, Send Music」のプレイリストには当初入れてませんでした。理由は夏っぽいから。 だけど気がづけば7月。気温も30℃を越え始めてきたじゃないですか。ミチカケのギャラリーに飾られている絵は、ずっと最初から同じはずなのに、やっぱり7月に入って眺めて見るとまた違って感じられるから不思議です。気温や湿度、空に浮かぶ雲の様子がそうさせるんでしょうね。きっとそうだ。 この曲名は「雨が止んで」。 その名の通り、ちょうど雨が止んだので今日この曲を追加しました。 紹介したい人だらけ 2017年秋に開催されたヘニング・シュミートのジャパンツアーのうち、ジャズとようかんの音楽部門である「旅する音楽」が大分公演を任せていただいたのですが、そのパフォーマンスはもう素晴らしいの一言で今でも鮮明に憶えています。大分の皆さんにヘニングの音楽を紹介できたのはもう6年も前なんですね。 実は2020年にも来日ツアーが予定されていたものの、コロナの影響で中止となってしまいました。日本が大好きな紳士なのできっとまた近いうちに来てくれると思います。次回が仮にあったとして、ボクがどこかの公演を担当するかは全くわかりませんが、来日が決まったらジョニーさんを必ず誘おうと思います。 ヘニング自身と彼の紡ぐ音楽に早く再会してジョニーさんを紹介したいです。二人は気が合いそうだなぁ。ヘニングもジョニーさんの絵をきっと気に入ると思う(なぜか確信)。 そう考えるとボクは紹介したい人だらけだなぁ。いかにして素敵な人を多くの人に紹介するか、そればかりを考えて活動しているように思います。きっとそれがボクの役割なんでしょうね。 皆さんにももっともっと素晴らしい音楽家や作家さんをはじめとする表現者たちを紹介していきますね。 *音楽プレイリストは、作品を日々眺めながら時々曲を入れ替えています。 |
Talk to me ひとりごと |
電話BOXに駆け込む人 普段からいろんなアイデアが浮かぶのは昔とそう変わらないけど、どこかに飛んでってしまうスピードが年々早くなってる上に、自分の著しい記憶力低下も手伝って、目の前にようやく現れたホタルを素手で捕まえるくらい、アイデアを憶えておくのが本当に難しくなってきた。(割と深刻) だから、浮かんだアイデアをボイスメモに吹き込んでは、自分に送りつける習慣が前よりも増えている。 そんな話を久々に再会したミュージシャンの友人に話してたら、昔は街中でメロディーが浮かんだ時は忘れたくないもんだから、近くの電話ボックスに駆け込んで、自宅の留守電に鼻歌吹き込んでメモってたそうな。変な人だ。想像したら笑えて仕方ない。 だけど自宅に電話して、家族が出たらどうしてたんだろう?「取らないで!留守電にして!」とでも叫んでいたのかな?家族はさぞ迷惑だったろうなぁ。ますます笑える。 数えない 兎にも角にも、忘れたくないメロディ、アイデアが山ほど浮かぶなんて幸せなことだ。そのいくつかが誰かを笑顔にしたり、幸せな気持ちにするのなら、ますます最高。 アートのための珈琲焙煎や、じんわり染みる新たなお菓子のこと、ジャズ羊羹の新しいステージのこと。そのどれもがバカバカしいことかも知れないし、今時点で誰かがそれ欲しいって言ってるわけではない。 だけど、やっぱり想像してしまうんだよなぁ。 いまは、まだ会ったことのない誰かが そうそう、そんなの待ってた!っていい顔して喜んでくれるのを。 ボクは至って凡人だからボツにしてきたアイデアなんて数えきれない。いや絶対に数えない。数えてたら頭も心もゴミ屋敷になってやってらんないでしょ。 明日の話をしよう。 考え続けること、想像をやめないことが、唯一自分にできることだぞ。そこサボったら良いとこ無しだろ。 なにしろサボりクセがあるので、今日も自分にそう言い聞かせてます。 タニガワ、もっとがんばります。 |
#ジャズ羊羹は音楽や力とアートの可能性を信じています それでは良い夜をお過ごしください。 ジャズとようかん ミチカケ 店主 タニガワヨシユキ |